【種目別とリハビリテーション】
バレーボール選手のアキレス腱断裂について、歩行可能な状態からのアスレティックリハビリテーションを述べよ。
スポーツ選手のアキレス腱断裂では、再受傷の確率がが少ないく回復が早いなどの理由から、多くは手術療法が行なわれている。 若年層では小断裂や血行障害・中高年では老化や腱の変性が原因で、バレーボールでのジャンプ動作や強い踏み切りなどで断裂する。
およそ6週程度で固定を除去した後の、歩行可能な状態での目的は爪先立ちとなること。 段階的になトレーニングとしては、下腿三頭筋に対してそれまでOKCで行なっていたトレーニングをCKCへと移行する。 特に背屈可動息制限が0°まで回復すれば、手を台などについてのカーフレイズを実施する。 台に手を置く事により、選手へ安心感を与える事ができリスクの制御ができる。 また、荷重を制御する為、水中での直線ウォークやサイドステップ行い、両脚での水中ジャンプなども許可する。 約10週程度からは様子を確認しながらジョギングを許可し、患部に対してインパクトを与えて行き、バランスボードなどでの様々な角度からの負荷や、固有受容器の再教育・機能向上をトレーニングして行く。
復帰段階の選手には、C字や8字やラダー・ハードルを使ってのラン動作を導入する。 走る事が可能になるのとオーバーラップして、徐々にジャンプ動作や急停止の練習を入れて行く。 特にバレーボール選手はジャンプ動作が基本となるので、プライオメトリクスジャンプなどでエキセントリック収縮や筋の協調性を強化しておく。
全てを通していえることは、再受傷を避ける早期回復を実現する為、段階を踏んでリスクを常に考えながらプログラムを計画・実施する事である。
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