【コンディショニング】
アイシング(方法)
アイシングは外傷後などの応急処置として広く知られている。 その生理学的作用としては、血管収縮・反射的な血管拡張・浮腫抑制・鎮痛・炎症抑制・筋緊張緩和などが挙げられる。
アイシングの適応は、受傷直後の局所的な疼痛・炎症性関節疾患・筋疲労などに用いられる。 禁忌は、心臓疾患症例・末梢血管障害症例・知覚障害を有する症例であり、症状を悪化させる恐れがある。
施行方法は、直接氷冷の場合、氷を入れた容器に18℃以下の水とタオルを加え、2~3分放置してタオルが冷え、氷がタオルに付着したら水を捨てタオルを患部にあてる。 タオルは1~2分ごとに換え、5~15分程度実施する。
間接氷冷は、氷嚢などの容器に氷を入れ患部を冷やす方法で、投球後などに良く用いられる。 15~20分程度で、①痛い、ジーンとする痛み②温かい、短い時間だがポッとする③ピリピリする④感覚がなくなるなどの自覚症状がある。 ④で中止する。 それ以上実施すると凍傷の危険性もある。
氷マッサージは、局所の疼痛がハッキリしているときに用いられ、紙コップなどで作った氷を、血液循環の流れる方向に沿ってゆっくりマッサージする。
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