【スポーツと食事】
専門競技の栄養指導。
私の専門する競技は競泳である。 競泳は他の競技と比較してもジュニア期からの選手育成が盛んである。 私の指導しているジュニア選手も8才から17才までと、心身が成長している過程にある選手ばかりである。
実際、ジュニア選手に栄養指導するのは非常に困難であるが、わかりやすく行なう必要がある。 また、小学生・中学生程度の年齢層に対しては保護者への指導も非常に重要である。 シーズンや年代に合わせて、我々指導者にも具体的な食品のアドバイスが求められる。
主食・主菜・副菜・牛乳・果物が揃い栄誉部のバランスが取れた「栄養フルコース型」の食事を1日3度しっかり摂る事が、成長期を迎えるた選手にも重要である。 身体が成長段階にある為、たんぱく質の摂取量を増加させる。 おかず(主菜)では、焼肉やハンバーグなどジュニア選手が好むもので、個数・量もしくは品目を増加させる必要がある。 たんぱく質やカルシウム摂取の観点から牛乳の摂取も欠かす事はできない。 また、運動中で必要なエネルギーは糖質であり、主食であるごはん・パン・麺類などから摂取する。 その他、ビタミン・ミネラルの補給の為、野菜・果物なども毎食摂取する。 特に野菜が嫌いな選手も小学生低学年に多く見受けられるが、ハンバーグに混ぜるなど選手が好む食べ方を、保護者に努力してもらう必要がある。 また、よくあるケースでは、練習後の間食でスナック菓子などの余計な糖質質摂取で、家に帰ってからの食事が取れなくなることがあるので、練習後などに指導者の注意も必要である。
永い目で見て、選手が栄養においても自己管理ができるように指導して行くことが栄養指導である。
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