【スポーツと食事】
サプリメント・エルゴジェニックエイドを使用するにあたっての注意点
エルゴジェニックエイドとは、競技力向上をサポートする様々な方法を総称したような言葉である。 それには、競技前のウォーミングアップやマッサージ、メンタルトレーニング、酸素吸入及びサプリメント補助などが挙げられる。 栄養補助食品・特定保健用食品などのサプリメントが国内及び海外からも多く出回っているが、実際にスポーツをする選手達がどのようなもの摂取しているかは選手自身に任されており、サプリメント偏重になりがちな選手も見受けられる。
先ず始めに注意したいのが禁止薬物が入ったサプリメントである。 エルゴジェニックエイドには薬品の投与も含まれるが、当然ドーピングは違反であり、特に海外のサプリメントなどには注意が必要である。 日本の厚生労働省が規定する法律と海外の法律の違いなどによって、入っている物質に違いがある。
基本的には、栄養は食事から摂取する事が基本である。 しかし様々な条件(例えば合宿などで食事の準備に制限がある)がある場合などサプリメントの使用が検討される。 その際は、過剰摂取などによる健康障害に注意する必要がある。 特に脂溶性ビタミンの過剰摂取などは甲状腺機能異常などを引き起こす。 最近アスリートに注目されがちなのは、クレアチンなどのサプリメントである。 これらのサプリメントにはまだ正確に安全性が確かめられていないものある。 従って、使用には十分の注意が必要である。
最終的には使用するのは選手本人の責任となるが、トレーナーは選手に食事を欠食することなく、多くの食事をフルコース型で摂取する事などの正しい知識を教育し、自己管理の出来る選手を育てなくてはならない。
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