【スポーツ医学 内科】
コンディションを崩す要因
コンディションを崩す要因となるものはトレーニングそのものである。 トレーニング量を落としたときにはコンディションの悪化はあまり無いが、トレーニング量を増加させたときにはコンディションの悪化が懸念される。 従って、トレーニング量を増加させる場合はコンディションに関してのチェックが不可欠である。
また、もう一つの大きな要因としてストレスが挙げられる。 このストレスには、4つの種類があり、以下の通りである。
物理的・化学的ストレスは、気温・湿度・気圧などの気象状況などが上げられる。 特に海外での試合などでは、事前に確認しておく事が大切である。
生理学的ストレスは、身体に起因するものである。 スポーツによる障害や貧血などの内疾患系の問題も含まれる。 指導者が全てを管理するのではなく選手への様々なアプローチ方法による教育によって、自己管理として選手を自立させなくてはならない。
生物学的ストレスとは、ウィルスや細菌などによる疾病である。 物理的・化学的ストレスと同様に海外における国際大会などでは特に注意が必要であり、事前の調査に加えて、予防接種なども視野に入れて対応してゆかなければならない。 もちろん国内でもシーズンによってはインフルエンザウィルスの流行などがあり、目を光らさなくてはならない。
最後に精神的ストレスだが、これは自己の精神状態によるストレスである。 その原因には人間関係・プレッシャー・不安などが挙げられその感じ方にも個人差も大きい。 これらも自己によるコントロールが必要である。
これらコンディションを崩す要因を過去の失敗などから分析し、パフォーマンスの向上に役立ててゆかなくてはならない。
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