【トレーニング科学 後期】
あなたが活動している環境のトレーニング環境について述べよ。 ③
私が指導しているのはジュニアからマスターズまでの競泳で、大会に向けて記録更新をめざす集団である。 ジュニア60名程度、マスターズは10数名くらいのクラブチームである。 先ず私自身、コーチとして10年以上プールで指導に携わってきた。 しかし、プールでのコーチとしての指導だけでは、選手達の能力を向上させる事には限界がある。 従って、私自身、傷害予防やコンディショニングに関しての知識を吸収する為、アスレティックトレーナーとしての知識を深めているところである。
本来、クラブには監督・コーチ・トレーナー・メディカル担当・シャペロンなど、多くの役割分担が存在する。 しかし、どのクラブでも心理担当だけの専任は置けないのが現状であろう。 コーチがその他の役割を兼務しながら、1人で何役もこなさなくてはならない団体が水泳の世界では多い。 また、さらに環境の厳しいところになると1度に60名もの選手を1人のコーチが担当する。 これでは、良い指導を提供できるわけがない。 実際に私のところでは人数が多いと一度の20名。 これを私ともう一人のコーチの計2名で指導する事になる。
今後はコーチが1名と私がコーチとトレーナー的な役割を兼務しながら指導する事になる。 また活動場所も公共施設のプールを貸切って行なっているので、なかなか練習用具・時間・費用などで難しい問題も多い。
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