【スポーツ心理学 前期】
自分の指導するスポーツ種目におけるイメージトレーニングを具体的、体験的に述べよ。
私は競泳を自分自身でも長年続けてきており、指導者としても競泳に携わってきた。 もちろんイメージトレーニングにおいても体験・指導してきており、初心者と競技選手に対する具体的なイメージトレーニングの方法を書きに示す。
初心者は先ず、自分がどのような形で泳いでいるかが正確に理解ができていなく、また水泳は水中での動作である為にバランスが取りずらく、他のスポーツと比較して自分自身の身体がほとんど見えないという特徴がある。 従って、最初に自分の腕や足はもちろん体幹部がどのような動きをしているのかを理解する必要がある。 鏡の前でのストローク練習(陸上)やビデオ撮影、指導者による泳者の模泳などがつかわれる。
また競技者に関してのイメージトレーニングは、ストローク数(決められた距離での掻き数)をしっかり把握しなくてはならない。 一般的にはプールサイドでコーチの合図とともにイメージトレーニングを始め、25mの泳ぐストローク数を頭の中でイメージさせる。 イメージの中でゴールしたら手を上げさせ、コーチはストップウォッチを止める。 そのタイムが自分のベストタイムに近ければ近いほどイメージの完成度が高い。 余裕が出てきたたら、50mや100mそして大会会場や応援席などをイメージできると良い。 また私イメージトレーニングの前に実際に同じ距離を泳がせて、イメージを強く残させる。 そのときに水泳ではあまり使わないであろう耳で音を聞いておくことを指示する。 それにより選手たちの情報量を増やし、イメージ作りに役立てる。
Copyright ©Style1 All rights reserved.Never reproduce or repablicate without written permission.
|